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せいかつのいろいろ

山登りに行きました。【後編】

※この記事は後編です、前編をまだ読んでない方はこちらから↓から読んでください。

 

tana.hatenadiary.jp

 

山頂をめざして

A.M.11:00

ちょうどGoProのバッテリーが切れたので予備のバッテリーと交換して休憩を終え、大杉の広場を後にした。連続稼働ではないがバッテリー1個あたり1時間程度だろうか、画質設定と環境にも依拠するものだろうがまぁこんなとこだろうという印象。

 

登っている道中脇道にチラホラと溶けずに残っている雪が見られたが、高度が上がるにつれ本格的な雪道となってきた。これが今回の最大の難点であった。。。

事前の登山者情報では踏み固められているため特別な雪対策は必要ないとのことだったが、日光が差す場所では雪が溶けアイスバーンになっており脚に力を入れて進まなければ滑ってしまうような場所が多かった。後半からは尾根線コースで前半の谷線コースに比べると傾斜はキツくないが、蛇行している細い道が多いため慎重に進んで行った。

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ルートの整備はされているがアイスバーンでかなり足場は悪かった。

山頂も近づき怪我のないように進もうという緊張感のある時間であったが、針葉樹の森と雪という景色は幻想的であった。立ち止まって耳を済ますと木々の隙間を抜ける風の音しか聞こえない。やっぱり雪のある景色っていいね。

 

いよいよ山頂が近づいてくると大人1人通ることがやっとの道幅になっていき、足を滑らすと5mくらい下のさっきまで通っていた道に落ちるようなコースになってきた。普通に怖いので木々を結んで作られたロープや木を頼りに着実に歩みを進める、滑りやすいポイントについて先を行く友人からの警告が頼もしかった。上を見上げると山頂らしき場所がいよいよ見えてきた。

 

山頂に到着!

P.M.12:00

険しい雪道を登っていると、ついに山頂へ到着した。開けた場所で中心には目的地である御嶽神社があった。トイレもあったが事前に調べた通り水道管の凍結防止で利用中止となっていた。先客が作ったであろう雪だるまとツーショットを撮るなど遊んでいたが、写真で見た山頂の展望とは違っていた。散策していると展望台があるとのことだったので奥に進んでみると。。。

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Huge!!!!!

この時はヤベェ!ヤベェ!しか言ってなかった記憶がある。GoProの色彩で誇張されている感じも否めないが、青く澄んだ空のグラデーションと眼下に広がる秩父の景色は絶景であった。求めていた景色はここにあったのだ。圏外だったため正確な気温は分からないが0℃前後くらいかなと感じた。深呼吸をすると冬の寒空の空気が鼻腔を刺すように抜けた。

 

空気、うめ〜〜〜〜

 

時間は13時を向かえようとしていた。一通り写真も撮り終わり、山頂でお昼ご飯を食べようとしたが寒すぎたため神社周辺の日当たりのいい場所で食べることにした。ランチのメニューはコンビニで買ったおにぎり、サラダチキンとお菓子。いつも食べてるパサパサしたサラダチキンもこの日ばかりはめちゃくちゃ美味しく感じた。全員食べ終わる頃には午前中には見られなかった雲が空を流れ始めた。昼食のゴミを片付け早めに下山を開始した。

下山

ルートは登ってきた道をそのまま下るだけであったが難しさのベクトルが違った。

登りでも猛威を振るった雪道が下りではさらに脅威となった、登りは力をかけて登れば滑りはしなかったが下りはとにかく滑る。アイゼンを用意すればよかったとめちゃくちゃ後悔した。私は下る中で2回は尻餅をついた、普通のスマホであれば壊れてたであろう衝撃だったがその時手に持っていたGoProは無傷だった、さすが。

 

山頂で見つけた"いい感じの木の枝"を伝説の剣とか言いながら杖代わりに下山して行く。

ペースは遅いが確実に降りて行った。登る時は周囲を見ることができなかったが下りは周りの景色を少しは楽しむことができた、ただ足元を見ている時間の方が長かったような気もしなくはない。登りより時間はかかってしまったがセーブポイントとも言うべき大杉の広場まで戻ってくることができた、ここら辺までくると雪はかなり少なくなっていたため"いい感じの木の枝"とおさらばした。

 

下っていて気づいたことだが登りと景色が違って見えるのである。似たような景色が続いていることに加え周りに目印になるものは無い、日が落ちれば方角は掴みずらくなり遭難のリスクは高まる。万が一のために、スマホの地図アプリに頼らず方位磁針と地形図だけで目的地に向かうというスキルの重要さを確認した。

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両脇に木が並んでいて神秘的だった。こう見ると確かに参道だ

P.M. 15:00

下山も登りに同じく2時間程度で、一の鳥居まで帰ってくることができた。しかしここでトラブル発生。なんと圏外でタクシーが呼べないのである(そんなことある???)

待っていてもアンテナが1本も立つ気配がないのでさらに下ることに、本当に令和になってまでやることがこれなのかと自分の無能さを痛感。なぜ来た時に気付かなかったのか。。。

30分ほど歩いたら4G回線に復帰したので電話してピックアップしてもらった、車のありがたみをこれほどまでにないくらい実感した。

 

温泉へ…!

事前に調べて温泉の存在を確認していたので、そのままタクシーで向かうことに。超贅沢。

横瀬駅周辺に戻るとすっかり夕方に、近隣の小学校から多くの児童が下校していた。観光地とか自分が知らない場所でもそういった景色をみると、そこにも住んでいる人の生活があるんだなと当たり前のことに気付かされる。

 

温泉に到着、中に入ると年季の入ったゲームコーナーやデカイ畳の休憩所と言ったローカルを感じさせる造りになっていた。バスタオルとハンドタオルを借りて湯船へと向かった。

泉質が硫黄温泉のため浸かると肌がすべすべして非常に気持ちよかった、冷えた体が温まり疲労がかなり軽減された。後にこれがなかったら帰りがしんどかったなと思ったので温泉は大正解だった。露天風呂や大好きなサウナもあったので水風呂とサウナ往復を数セットしたり久しぶりの温泉を満喫した。3年次後期に温泉の水に関する授業を取っていたのにも関わらずほとんど外出していなかったので温泉欲を満たすことができたのも良かった。

 

風呂上がりに電車の時間を確認しながらせっかくならとコカコーラを飲んだのだが、正直それがこの日一番美味しいと感じたものだった。運動と風呂の後のコーラには何も勝てないのである。休憩をほどほどに時間が来たので温泉を後にした。キャンプ場も近くにあったので登山とキャンプを楽しむのもありだな〜とか考えていた(今年は免許取る)。

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武甲温泉

 

帰ります

帰りは特急がなかったので乗り継ぎながら帰った。友人らはスマートフォンを見たり談笑したり元気だったが私は爆睡していた。登りも下りも一人でずっと喋っていた弊害って感じだ。友人の一人と別れた後かねてから食べたかったラーメン屋が偶然あったので食べてから帰ることにした。

もう一人の友人と別れて帰路に就く、ペットボトル3本分の水も全部飲んで食料も消費したがやはり荷物は重く感じる、キツイ。何事もなく無事に帰宅することができた。

 

まとめ

登ってみた感じかなりキツかったが帰りに武甲山を見ると本当にあの山頂まで行ったんだなという達成感は大きかった。事前に装備を揃えて登山計画を立ててトラブル無く予定通り達成できたのも自分的には嬉しかった。スノボー以外の趣味として今後継続しようかなと

GoProのデビュー戦ということでかなり使い方にも慣れたし早くいろんなところに行きたいね。。。最後にテキトーに撮った写真載せておきます

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おわり