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せいかつのいろいろ

【レビュー】DPTE2買ってみた!【作曲】

久しぶりの更新です、前の記事では浅っいdigの成果を書いてたりしたので恥ずかしくて消しました。

Dave Pakinson Trance Essentials (通称:DPTE)

モダンなトランスを作成している人ならどこかで聞いたことがある、もしくは持っている方も少なくはないと思います

 

2015/05/09に発売されて以来多くのトランスプロデューサーから人気を博し、FSOE、Armadaをはじめとする大手トランスレーベルの楽曲内でもそのサウンドを多々耳にします

 

そんな最強サンプルパックの第2段が満を辞して今年2020/10/26に発売されました、しかしDPTE1もですが値段が84£(日本価格11,676円 20年11月現在)と貧乏な学生にはデカすぎる出費だったので買うのを渋っていました。そんな時に販売元のFreshly Squeezed Samplesブラックフライデーセールを実施しているとのことだったので即購入しました。

 

ということで早速、レビュー書いていきます!

※注意点

・前作DPTE1との比較が中心になります

・主観的な意見が多いです

 

容量は非常に大きく解凍後のファイルで約12GBありました

作業中、寝てる間にDLをオススメします。

 

さてファイルを開くと、嬉しいことに全てのサウンド140BPMで統一されていました。DPTE1ではBPM幅が136~140でこちらで曲のBPMに応じて変更が必要だったのでこれはありがたい、あとはファイルがキーごとに細分化されていて探しやすくなってますね。パートごとにいくつかピックアップして書いていきます

 

・Drum Hits

単体のドラムサウンドから。DPTE1と比べて特筆して書くことはないのですがKickに関しては強いキックが多く、ProgやPsyに使えそうなものは無く全部Uplift, Techメインといった印象。Clapはリリースがしっかり残っているものが多くFXとかにも使えそうで良好。

 

・Drum Loops

これがDPTE1と比べて一番改良されてる印象。DPTE1ではClap, Hihat, Percusが全てセットになってるループ素材がほとんどだったのに対して今作はパートごとにバラバラで使い勝手が非常に良くなってます。よく見るとTechnoのループ素材が入っていたりTech Tranceっぽいループ素材が多い印象なのでDPTE1でもうUpliftっぽいドラムループいらないって人にもオススメ

 

・Bass Loops, Shots

オーソドックスなローリングベース等に加えてリバースベースとか最近のTech Tranceとかで聞くようなのも多数盛り込まれていました。

 

・Drum Fills, Snare Builds, Impacts

Drum Fillsが個人的に一番気になってた素材。FillにあたるDPTE1のFX ShotsはWAO138?!の楽曲などで多用されていてキャラクターがあるというか特徴的なサウンドが多くて個人的にめちゃくちゃ気に入っているので今作はどうかな??って聞いてみたら。。。素晴らしいクオリティのものが多かったです。前作の転用とかは全く無く個性的なサウンドも健在でした。

 

とりあえず良かったループとかピックして作ったドラム4パターン

サブベースをsylenth1で作成。EQとサイドチェインプラグイン以外は使ってません

Bass Oneshotをサンプラーに入れて使用した最後の曲以外は全てループ素材のみです

 

続いてキックベース、ドラム以外のあれこれ

 

・Synth Stabs, Acid Stabs

こちらもキーごとに細分化されてて探しやすいです、DPTE1だとリバーブ成分が切れてる素材が多くてイマイチ使いづらい印象だったけど改善されてます。個人的にアシッドとかスタブはシンセで作るからあんま使わないかもしれないけどなんか使い道はありそうな感じです

 

・Acid, Lead, Pad, Pluck, Sequence Loops

これらがMusic Loopsというフォルダに一括りになってます。全体的にサウンドがDPTE1よりもモダンになっていました。特にAcidが多種多様で良かったです!イントロで使えそうなものからドロップで使えそうな独特な物まであるので前作に比べてかなり守備範囲が広がってます。Sequenceはオマケって感じでしたが使えそうなものが多かったです。LeadとかPadに関して直接自分の曲に入れる人は少ないかと思いますがwaveファイルとセットでmidiファイルが入っているので打ち込みの勉強になりそうな感じでした。

 

・Vocal Loops, Vocal Stabs

DPTE1のVox Loopsにあたる存在ですね、ボーカルというよりボーカルチョップのようなものです。Fill同様Vocal素材もDPTE1は個性的なものが多かったのですが今作も豊富なバリエーションが用意されていて良かったです。

個人的な感想としてDPTE1より男性ボーカル素材が増えたかなって感じで、VIIとかDamagedのTech Tranceで使われてそうなものがあったのが最高でした!!!

 

さっきのループにAcidとかLeadとかVocal Loops載せたりしたやつです、触ってるといい感じの素材が出てくるので創作意欲を刺激されます

2曲目のDavid Rustっぽくできたのがお気に入り 

 

最後はFXとかプリセットとか

FX類はDPTE1と同様に細分化されてて使いやすく、ホワイトノイズとかDown Lift素材はサイドチェインがデフォルトでかかってるからありがたいですね。FX ShotsはDPTE1と内容が変わっておりFillというよりグリッチサウンドとか短めのスウィープサウンドとかそんな感じです

 

プリセットはReveal Sound Spireのバンクファイルで70音入ってました。良くも悪くも基本的なサウンドって感じでSean Tyas & Darren Porter Definitive Collection BundleとかTemple One Collection Bundleを持ってる人は十分かもしれません。

 

まだ細かい部分まで聴けていませんがこんな感じです、個人的な印象としては

・DPTE1よりTech Tranceに使えそうなサウンドが増えてた

・使い勝手がかなり向上してる

・前作持っていても買う価値はある

 

ただどちらも持っていなくてこれからDPTEを買うかDPTE2を買うかに関して自分からはなんとも言えないですね、ただ安いから両方買うのもありだと思います

って感じですね、DPTE1の素材を使い尽くした自分からしたら良い買い物だったと思います。

 

 

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Dave Parkinson Trance Essentials Volume 2

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